村すずめのときどき絵日記

現在位置リゼンブールを宣言。

2008-07

文人暴食

嵐山光三郎は「文人暴食」で夏目漱石がロンドン留学中お昼にビスケットを食べていたことに触れていて、どうやら嵐山氏はそれくらいしか食べるものがなかったというロンドン時代の食生活の貧しさと解釈しているように見えるが、私はひょっとしたら漱石は「みんなお昼をビスケットですませているから真似しただけ」じゃないかと思っている。あるいは下宿先でフル・ブレックファストを与えられて昼お腹が空かなかっただけかもしれない。

マフィンや草加煎餅の大きさのでかクッキーは当地では立派な一食の地位を与えられている。

てか、ランチとは、登山中の行動食のように食べるのが簡単で高カロリーであることが求められていて、日本式の昼食とは趣が全く異なるのである。

今年に入って子供に持たせる弁当は「食パン4枚によるサンドイッチ/おにぎり2個/いなり寿司5個」のローテーションで、最も高頻度なのがサンドイッチであるが、たまに次男はそれを残して持ち帰ってくる。
いわく、「食べる暇がなかった」 
課題を提出してないと昼休みに教室に居残りさせられてやらなきゃならないからである。雨の日以外教室での飲食は禁止なので、居残り=昼飯抜き なんである。
中間休みをモーニングティーと言ってこの時間にもおやつを食べることが可能ではあるが、次男は学校で間食をしない人だから朝トーストを一枚食べたきりの状態で4時ごろ帰ってくるんである。丈夫だからその程度でへたばらないけど。
兄さんは兄さんでランチタイムは丸々スクールバンドの練習があるのでひょっとしたら歩きながらサンドイッチを食べてるかもしれない。

英国系ガイジンの食事観は、12時半から午後のレッスンが始まることとあわせて、理解に苦しむことのひとつなのである。

トライフル作った〜

夫がアジア某国の大都市からの出張土産で「かすていら」を買ってきたけど家族様から大不評だった。我々のイメージするカステラからかけ離れていたのが理由。「すぽんじけえき」と箱に書いてあったらよかったかもしれない。夫は「I丹で買ってきたんだ。I丹を信用していたのに」と言い訳しきり。外箱には「かすていら」としか書いてなかったが内側の箱にお店の名前を発見。(隠すな!)悪いがデパ地下の和菓子店で私が最後に商品を購入すると目されるM庵の商品であった。
兄さんと弟が競い合って食料を消費するわが家でむなしく放置される「かすていら」の食べ残し。
仕方がないのでトライフルに改造することにした。
カスタードクリームだけ自作すれば器にスポンジケーキを敷いて缶詰フルーツなんかのせてカスタードクリームとホイップクリームをかけ仕上げはおかーさん…ではなくスライスアーモンドをぱらり。こんだけ乗せればごまかせるもので、「かすていら」にさんざん文句を言った次男がうまうま食べていた。彼の中では今ホイップクリームがマイブームである。
当地では英国の伝統デザートトライフルは観光地やモーテル付設のセルフサービスのレストランでのみ食べられる非常に庶民的なデザートで、カフェや普通のレストランでは見たことがない。どんぶり一杯のアイス盛り合わせはあるのに…

当地の排出量取引制度について調べる必要があって検索をかけたら環境省のホームページの中に新しい資料が見つかってばんばんざいである。これで英文の政府広報を涙目で読んで抄訳しないで済む〜 何かと批判される国家公務員だが、こーいう資料を前にすると彼らはやっぱ猛烈に頭がイイんだなあとシャッポを脱がざるを得ない。彼ら要約の能力においてはリーサルウエポン、最強だ。
新しい概念のさらに最新情報なんて夫を含めて関係者全員お手上げに近かったのよ。誰も日本語の資料をあたろうと思わないくらい今情報だったんだから…
そもそも排出量取引でどうしてカーボン排出を抑制できるのか私がいまいち納得してない。あれって誰かがボロもうけして地球のためにはならないんじゃないかなあ。

到着〜

お荷物到着〜
本日私はもう使い物になりませーん

生クリームじか飲み
ガスの力でむにむに出てくる生クリームありますね。すぐしぼんじゃうやつ。
あれを弟さんがボトルからじか飲みしてるのを目撃。
気管に入ったらヤバいのでやめてもらったが、まったくとんでもないことをする…

お近くまで来てます!

配送情報
AMAZON荷物早い!もう入国しました!
明日配達かな?通関手続きでまだ時間がかかるかな??うきうき。

それにしてもZ会の英語はムズカシですね〜
兄さんの取ってるコースでは、9月までに中学の内容を終えて10月以降は演習=総合問題をガンガンやることになってます。
てなわけで今月は分詞が学習テーマなんですが、やり終わったてんさく問題をチェックしたら通常の倍以上間違いがありました。
習いたてはこんなもんですかね〜
そのうち何とかなるもんですかね〜〜
ちょっとチクチク言ったら「ふだんこんな難しい英語話さないから」と言われました。
それは私もわかる。てか、書き言葉と話し言葉ってはっきり違いますよね。簡単な表現で話したほうが対話に必要なスピードが確保できる上相手に伝わりやすい。でも難しい単語を知らないと新聞読めない。
新聞とか雑誌も難物で、やたら凝った言い回しをしたがる時もあれば平易な表現な時もあり…
やさしい書き方の時ってたいてい重要なニュースの時ですしねえ。
通訳さんの英語を聞いててカンタンに話してるなあ〜といつも思いますが、そのカンタンなことがさっぱりできないのが今の自分ですわな。
きのう●クドナルドのドライブスルーに初挑戦しました。が、兄さんに注文させようとしたら断られたので仕方がない、自分でマイクに言いました。でも兄さん店員さんの言ってることわかってるのね。でも自分から話すの嫌。通知表には各教科もれなく「もっと授業中発言しましょう」って書いてあるけど、本人いわく「先生に何度もぱーどん?って言われるから嫌」なんだそうです。彼の悩みは深い。

忘れた頃にネタが降る

白スーツは永遠に不滅です
国際サンタ会議 スリムな白サンタに女性の熱い視線

荷物はもう香港まで来てる 早いぞー

*今月号のナショジオはつまらなかった。残念

もう次の注文入れてるぞー

アマゾンの発送手続きをした翌日からもう新しい注文がショッピングカートにたまり始めている。
だって新刊が続々と。
のだめとサライネスとメジャーと鋼が。
じ、次回は一ヵ月後…かな?

補習校にゲストの先生が来て授業後中3とお茶してた。
センセーから兄さんは「この子は初めて来た日から慣れた様子で全然おどおどしてなかった」と言われていた。
うーむそうだったのか。
いろいろ悩みはあるかもしれないが、思春期なので見せない。ロコツに反抗すると自分が困るので離れすぎないように距離を作ってるカンジ。
現地校で個人面談があったが一緒に行こうよ〜と誘ったら珍しく頑固に拒否された。まー結果的に大した話しなかったしね。でもお子さん連れの人多かったよ?

アマゾン注文出したぞー

「聖☆おにいさん2」発売日を待ってアマゾンに書籍発注。早い時は1週間で届くが今回はどうだろう。香港やシンガポールを経由させてものすごく早く届くので配送情報に注意していないと受け取りが配達翌日以降になってしまう。
この「聖☆おにいさん2」、クリスマス頃発売予定だったのがものすごーく早まって、しかも「おにいさん」だから23日発売というおちゃらけぶりである。表紙は思いっきり雪画像。南半球の季節感には合ってるかも(ここは雪降るほど寒くないけど…)

「子供に勉強させるには親も勉強」という教育関係者のお言葉を愚直に信じてナショジオのストーンヘンジの記事をこれ見よがしに食卓で読んだ。冒頭部分の意味が取りにくかったので、知らない単語を調べて全文読んでから、日本語版のホームページから翻訳を読ませていただいた。
でも私のわかんなかったところ、翻訳者の人もちゃんと訳してないんですが。
きっと英語のライターさんが、天下のストーンヘンジの記事だということで舞い上がってすごく格調高い文章をひねりにひねって書き上げたのを、締め切りプレッシャー下の翻訳者が「どうでもいいわいこんなん」とさっくり大意だけ取ってスルーしてくれたんだと想像。
ライターさんが幹線道路をひた走って遠くにしみのような物陰が見えた瞬間の感動を書き表した部分なんである。消しゴムのカスを丸めたような影を見ただけで(もちろんこんな書き方してないよ)タイムスリップしちゃうライターさんなんである。
手抜きはツキダシの部分だけで、本文はちゃんと訳してあるように見えたから、サイト記事を読む方は安心して下さい。

「帯ギュ」(河合克敏のラブコメ風味柔道マンガ。ギャグも多いが内容はけっこう真面目)は読み始めると止まらない。新幹線の鼻ヅラが丸いのが時代でとっても懐かしい。
とにかく登場人物が多く、顔も性格もいちいち違ってて、よくこれだけキャラを量産できるナーと感心する。性格が似てるのって、気の強い女の子たち(松原渚・乙淵ふね・日野よしみ)くらいじゃないのかな。
ヤングサンデーが休刊する。「とめはねっ!」の行く末だけが心配。加筆して4巻で完結か?

聞いてねえぞ

「土曜も練習がある、来週本番だから」
兄さんが意味深なセリフを吐いた。何じゃそら。

スクールバンドに在籍してトロンボーンを吹いてる兄さんは、コンサートバンドとやらにもかけもちで入っている。音楽の先生に誘われるままに首をタテに振ったらこうなった感じ。
今年は学生ミュージカルの伴奏バンドでも出演なさるのだ。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそれわ初耳ですぞ!
スケジュールのプリントには、いわゆるコンサートの予定しか書いてありませんぞ!!

とにかくそういうわけで、兄さんは向こう3週間くらい音楽漬けの生活を送るらしい。

学校主催のコンサート類は全て平日放課後開催である。
リハは授業をつぶしてやる。
土日は暇かといえばちゃーんと練習がある。これまで日曜午後だけだったのが直前は土曜日もあるそうな。弁当持ちで。
インタースクールの演奏会だけ平日昼間ある。これは授業を抜けて団体バスでホールに行くのだ。
さらに最上級生はダンスパーティーで夜遊びまでする。
コンサートシーズンの冬って一体…

…当地でも年度末の11〜12月に向かって学校は試験モードに入る。はずだ。
そ、その頃には暇にしてくれるんでしょうね?うちの兄さんを!

キムタツ先生の「学校行事に積極的に参加する子のほうが受験の成功率が高い」というお言葉を信じるしかない。南無。

兄さんの通知表

兄さんは引きこもりである。
宿題が終わらないからと土日一歩も外に出ない。まー出かけて楽しいところもないけどな。
かくいう私も日本食レストランにテイクアウト寿司を買いに出ただけだった。車で2分。5時に電話注文して5時半に取りに行って6時前には食べ終わっていた。
通知表(スクールレポート)の英語に"...and he needs to continue to focus his essay skills."とコメントされていたけどどういう意味だろ。やっぱ作文のテーマが絞りきれなくて総花的、米原万里のいうところの「羅列的」になっているのかな。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」がテーマのエッセイで両家の対立から地域紛争とか戦争の歴史につなげて一生懸命書き連ねる兄さん。250語以上と分量の指定があるので足りないとどんどん新しいネタを投入し"focus"と反対方向にまっしぐら。若い二人の淡い恋愛はどこへ行ったやらという内容になったもようであった。

英和翻訳表現辞典その後

かれこれ1ヶ月かけて英和翻訳表現辞典を読んでおりました。
何しろ30年前の本、訳語が古臭かったり、ひねりがききすぎていたり、すでにカタカナ語で通用しているものあり、私が日常読む英文は新聞雑誌が多いので文学的表現は不要などなど読み終わったら捨てる気持ちでおりましたが、でも部分的に役に立ちそうなものもある。
というわけで必要な部分だけ切り取ってノートに貼って保管することにしました。
作業が終わってみると、内容の1割くらいを取り出してました。
読み通して「あらまあ」だったのは、控えめながらH系表現がちょこちょことり込まれていたこと。著者の人、けっこうムッツリスケベですわ。
P1010122.jpg

勉強大丈夫かいな

兄さんがにこにこしながら教えてくれました。

8月から9月にかけて学校のスクールバンドで演奏会があるんですが
(有料でな。チケット売るのと現生の寄付と何が違うのか)
リハーサルの日は部員は
授業をつぶしてリハーサルなさるんだそーです。
もともと当地の学校が提供する音楽プログラムは
有料の個人レッスンが含まれてまして
週1回30分授業を抜け出してレッスンを受けるのです。
で、「授業をつぶして」 という部分に兄さんが
とりわけ力を入れてお話しになるので
授業に出ないでクラブという状況をとてもうれしがっていた弟さんの満面の笑みを思い出して
親としては苦笑せずにはいられないのでした。

しっかし8月といえば日本の受験生の皆さんは勉強に本腰入れてる頃。
そこで部活に身を捧げてしまうのって
大丈夫
なのかな
ほんと。
野球部が予定外に甲子園に行っちゃった高校のブラバンだと思って耐えるのかな。

プロフェッショナル羽生VS森内見ました

ライバル対決しかも放送時間延長版!ときたらいやでも期待してしまうプロフェッショナルでした。
将棋の名人位を争った羽生善治と森内俊之のライバル物語ですよ!予告だけで興奮してしまいますね!
冒頭の解説で、なぜ村山聖追贈九段が命を賭けて名人にこだわったのか、なぜA級在籍のまま逝去したことが偉大だったのかようやく理解しました。要は囲碁でいうリーグ在籍の状態だったわけですね、しかも死の直前の成績はけして悪くなかった!
(ただいま次男に「聖の青春」を夏休みの課題図書として渡してあるのです)

感想:羽生さんはやっぱり違う世界の人でした。
インタビューに答える様子を見ると、何というか、彼は普段「羽生語」とでもいうべき言語で考えていて、それを日本語に翻訳して出力してるんじゃないかなと思いました。だから彼の言うことが彼の考えていることをどれだけ正確に表してるかよくわからない、でも番組は彼の言葉だけを材料にして番組の構成を組まなければならない…そんな齟齬を強く感じたのです。それに比べたら森内さんは明らかに「こっちの世界の人」でしたね。
ただ、天才でも常勝ではないってところが人の世の難しさ面白さで、やはり未知の世界を切り開く位置にいる人たちなのだなあと思ったのでした。

話変わって、次男の幼稚園の年長クラスの担任の先生は教育者一家のかたでピアノは幼稚園イチ上手かったのですが悪ガキの扱いが全く下手でよく男の先生がクラスのヘルプに来ていたそうです。授業参観に行って仰天したのが、親子ゲームのあとお話をするのに、先生の言うことをよく聞く女の子数人だけに向かって話しかけていて悪ガキ連中は全く放置されていた様子でした。見るに見かねて保護者の一人が声をかけてやっとクラスのみんなの注意がまとまるていたらく。このクラスの悪ガキには次男も外遊び中たびたび砂をかけられるなど被害にあっていたのですが先生は何の対策もできず、こっちも小学校になれば縁が切れるからとそのまま放置してしまいました。
ひょっとしたら担任の先生のせいじゃなく幼稚園児のわけわかんなさにはベテランの先生でも手こずるのかもしれません。実家の母が一番下の孫が小学生になったとたん血圧が下がったと言っておりました(笑
ペーパーテストだけで教師の資質を計れないのはもちろんですが、採用試験のボーダーラインに並んだ候補者をどうやって振り分けていくか…
数字によって結果を出したほうがよいのなら、私はペーパーテストで足きりした後持久走をさせてタイムの良い順に合格させたらいいんじゃないかと思いますね。体力は気力に通じますし、フランスの技術大学校(国防省所管・国立)では入試科目に体育実技があるそーですから。

リトル・ダンサーDVD見ました

テレプシコーラと聖☆おにいさんの新刊が発売になったらアマゾンの注文を出しますがそれまでじりじりと時が経つのを待つ日々です。堅い本はぼちぼちカートに入れてるのに設定した締め切りが近づくとコミックスを急に買いたくなるのが不思議。今回「正答率50%以下の〜」というシリーズの問題集を買うつもりですが、Z会もあるし、果たして兄さん取り組む時間があるのかなあ。謎。母の精神安定剤になるだけかも知れない。

以前レンタルで見たリトル・ダンサー(原題Billy Elliot)ですがもう一度見たくて日本語字幕つきのDVDを半年くらい前に買ったのを引っ張り出して英語+英語字幕で視聴。
ネイティヴ・スピーカーの皆さんはあのスピードで理解していくのだと思うと眩暈がしました。なんだかんだで字幕読んでるだけです。ビリーの兄さんの言葉の下品さが字幕で初めてわかった☆
リトル・ダンサーといい、ビューティフル・マインドといい、ヒカルの碁といい、「天才の苦悩」という筋が自分の好みらしいことが見えてきました。漫画の主人公は特殊能力の持ち主か才気煥発な人物が多いですしねえ(ところでこのパソコン「才気煥発」を一発変換してくれませんでした)

物語終盤、ビリーの才能と情熱を理解し、息子につきそって一緒にロイヤルバレエのオーディションに赴いた父親は試験官は面接で「才能が開花するには家族の支えが必要です。その覚悟がありますか?」と問われます。
思わず、伸ばすべき子供の美点を理解しよい方向へ背中を押してあげることが私にもできるだろうかと自分に問い直しました。

国家総動員体制だ

最近のニュースを聞いてるといわゆる戦時中に状況が似てきているように思います。
バイオ燃料の話とか、サツマイモで航空燃料を作るから増産しろーつうのにソックリだと思う。
それから排出量取引がよくわからない、てか、架空の二酸化炭素の取引をして地球上に現実にある二酸化炭素は本当に減るのか?

日本のメディアや新聞でさかんに宣伝している燃料電池、当地ではさっぱり話題になりません。ハイテクとは縁のない国です。代わりに家畜の排出するメタンガスをどうやって削減するのか悩んでいます。

Z会の教材に現代国語の文法専門の問題集があって、これは中1の時にすでに届いていたんですが、どうやら現行の指導要領の範囲から逸脱しているから別冊になってるらしいのが、兄さんと相談してやったほうがいいかなと聞いたらやったほうがいいかもと答えるので二人で一緒に読んでみたのでした。(枕草子を意識した書きかた。ああ国文学)
で、
「用言って?」
「verbだよ」
「体言って?」
「Subjectだよ」
「連体修飾語って?」
「adjectiveだよ」
と腐れた説明をしました。

新聞の一面コラム(天声人語の位置)で素敵なエピソードを紹介していました。
分子生物学の国際学会でkey note address(基調講演)をなさったドイツ系スイス人の重鎮学者先生が「科学の世界の共通語は、英語ではありません」と切り出した。聴衆は固唾を呑んで次の言葉を待つ。「科学の世界の共通語は、下手な英語です。わたしのような。お集まりの皆さん、どうか活発な議論を交わして下さい」と続き、拍手喝采を浴びたとな。
後半は語学ができたほうが良いという別のエピソードを引っ張って釣り合いをとってましたが、前半の話が気に入りました。がんばって下手な英語に磨きをかけよう。

兄さんは宿題やっつけモード

中学生ともなれば冬休み(冬休みなんですヨ!)といえども現地校から宿題が出る。社会エッセイ1本英語エッセイ3本。学期中にやったロミオとジュリエットについて3種類の小論文を書かされる。
兄さんは宿題はほとんどPCでガシャガシャ打つので指示書が置き去りになっていた。指示書の内容だけでもけっこうな分量読まされる。本当に全部わかってるのかなあ。

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英語の宿題
パート1:下記の設問からひとつを選び250語以上で書きなさい。論点は本書の特定の場所から根拠を示しなさい。
1.本書で扱われている重要な考えを理由をつけて説明しなさい。
2.本書にある重要な設定を理由をつけて説明しなさい。
3.本書に登場する重要なキャラクターを理由をつけて説明しなさい。
4.本書に出てくる場面で重要な瞬間を理由をつけて説明しなさい。
パート2:下記のトピックからひとつを選び250語以上のフォーマルエッセイを書きなさい。
1.「血は水よりも濃い」という通り、家門家名は何よりも大切である。
2.衝突と暴力は人間の本質であるため避けられない。
3.10代の若者は契約に基づく関係を持つには若すぎる。
パート3:静止画像
ウイリアム・シェイクスピアのロミオとジュリエット中の鍵となる考えを示す画像をデザインしなさい。これは宿題の表紙とします。
・この画像には物語からあなたが得たテーマやメッセージを反映させなさい。
・画像にこめられた考えを強調するような語句を本書から引用して加えなさい。
・書名・著者名は不要です。
・画像は紙で作成し平面的なものに限ります。
・画像に対する250語以上のコメントをつけ、その中で、どうしてこの画像を作成したのか、本書とどう関係があるのかを説明しなさい。コメントには見出しとして書名・著者名をつけなさい。
評価点:
・いかにあなたの考えを聞き手に伝えられたか
・適切で効果的な語句または視覚的技術を使えたか
・画像に使った技術をわかりやすく説明できたか
画像のプランを立てる:
(a)-(c)省略
画像を組み立てる:
省略
コメントを書く:
省略 書き出しの例文が与えられている(The visual elements I have used include.... など)

指示の後に評価の基準が続きます。兄さんの目指すAchieved(優良可不可の可)は次のとおり。

リタラチャエッセイ(???)
設問に答えているが十分でない
本書から知りえたことを示している
指摘が十分に説明されている
1つか2つの例を使っている
構成を守っている。作文上のミスがある。

フォーマルライティング
適切な構成があり、意見が一般論化されている。
論調に説得力があり、極端に走っていない。

画像
目的があるが直接的な発想を伝えている。
適切な語句や視覚的な技術を使っている。
技術をわかりやすく効果的に使っている。
(ちなみにこれには落第点はない)
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1週間宿題にかかりっきりなんてったらどうしよう。受験勉強なんかできないやん。
兄さんには夏期講習ばりの個人授業なんて無理です。問題集渡して締め切り設定して「スキマ時間でやっといて」と言うことしかできません。

Vテスト2回目ー

本日Z会の在宅模試2回目ですー
実は兄さんは3日くらい前までVテストがあることを忘れていました。
何のために入試問題の過去問をやってたのか全然理解してなかったのね。

まあ結果が楽しみというか何というか…期待できないですねえ。

別途「10日間完成」と銘打った夏休み用のドリルも到着。
5教科×10日分で50課の分量です。
「これ、50日かけてやればいいんだよねえ」
いや、それ、時間かけすぎ。

最近兄さんの勉強につきあうと色々とボケをかましてくれるので楽しいです。
思えば幼稚園の頃までは日本語が不完全で
いろいろ面白い言い間違いをしてくれていました。
記録がないので何をどう言ったのか忘れてしまいましたが
今、国語と社会で丁度同じような状況…

いつまで笑っていられるか、な。

嘘も方便

AO入試が曲がり角を迎えているそうです。
センター試験以降現代の入試制度がイマイチわかっておりませんが、AO入試というのは学力試験を課さない選抜方式で、この方式で入学した学生は学力が低い傾向があるのだとか。
多様な入試方式が大学サイドの負担になるという理由もあるのでしょうが、学力の低い学生を歓迎しないというのは高等教育機関として正しい態度でしょう。

http://www.asahi.com/edu/news/TKY200807070143.html
昨年1〜2月、国立教育政策研究所が中学3年生を対象にした社会の調査を実施、結果が公表されました。インターネットの記事では調査された項目が出ていませんので新聞記事から書き出します。
順序は正答率の高い順。

古墳・冷戦・刀狩・聖徳太子・世界恐慌・東大寺南大門の金剛力士像・福沢諭吉・富国強兵・鎌倉幕府・廃藩置県・高度経済成長・大化の改新・産業革命・日清戦争・徳川家康・大政奉還・元寇・足利義満・聖武天皇・甲骨文字・勘合貿易・室町幕府・南蛮貿易・中世・日米修好通商条約・金印・日本国憲法・大和朝廷・明治維新・平城京・第一次世界大戦・摂関政治・大正デモクラシー・武家諸法度・琉球王国・鎖国・平家物語・伊藤博文・新田開発・国風文化・惣(惣村)・歌川広重・町人・国際連合・朝鮮戦争・戦国大名・応仁の乱・サンフランシスコ平和条約・世紀と西暦の関係・五箇条のご誓文・国学・五四運動

これは中3が知っておくべき歴史上の基礎知識一覧表と見ることもできるので、兄さんとチェックしてみたんですが
「平城京があるのは京都!」
「平家物語は平安時代!」
などなど楽しい回答がいっぱいで楽しませていただきました。

そうかと思えば
「母ちゃんのうそつき〜〜〜」と叫んでのしのし近寄ってきました。
1919年の出来事としてベルサイユ条約・シベリア出兵・米騒動と教えたのですが、実際は
1918年:シベリア出兵、米騒動(シベリア行く日は米騒動)
1919年:ベルサイユ条約(イクイクベルサイユ)、三一運動(朝鮮)五四運動(中国)
でした。
自分で確かめる癖がついてよかったじゃないか兄さん。これぞ怪我の功名、雨降って地固まる。

学習環境

高校受験のための夏期講習のお値段は20日間で10万円超みたいだ。
海外に住んでいる受験生も夏は日本に一時帰国して予備校の夏期講習に通う子が少なくない。
安くない受講料に加えて飛行機賃・宿泊費・食費・交通費その他の出費を覚悟しても最新の受験情報と実戦テクを得られる講習会は行く価値があると考える受験生&親が多いのだ。
しかし、南半球では事情が違う。北半球の夏休み期間はまるまる現地校の授業があるのでうかつに休むわけにはいかんのだ。どうしても受講したければ冬休みの直前講習がワン&オンリーチャンスとなる。

仮にうちが日本に住んでたら、「高いけどしゃーない」と大枚払って夏期講習に行かせるような気がする。
だって、日本の家は自宅学習にあまりに向かない。
たとえテレビやインターネットを制限したとしても、「さおや〜さおだけ〜」と物売りの音、通行人の話し声、近所の家のテレビの音、泣き騒ぐ子供と怒鳴る親、生活騒音がまるごと室内に入ってくる中で学習するにはよほどの精神力が必要じゃないかと思う。
夏期講習に行けば、たぶん予備校の自習室が使える。講座を受ける以外に自分の予定の学習だってできる可能性がある。

今まで当地で住んできた家はどこもおそろしく静かだ。
騒がしい大通りではなく住民しか通行しない道路沿いに立ち、おまけに現在の家は公道からドライブウエイをずずーいと入った奥にある。
テレビは事実上N○Kしか見れない。
パソコンで動画サイトをたくさん見るとトラフィック量制限に引っかかってナローバンド並みの速度に落とされるのでオンラインゲームもできない。
立派な勉強机と個室がある。
調べたいことはたいてい電子辞書に入っているし、それでもわからなければインターネットで調べられる。本は日本から2ヶ月に一回買っている。教材は郵便で届く。
なんだか素晴らしすぎる学習環境じゃないですか!

兄さん、がんばれ、このお得すぎる環境を十二分に活用するのだ!!!


兄さんの質問

ソディウムバイカーボネート(炭酸水素ナトリウム・重曹)の「バイ」って何だ?

わからぬ…
「2」だと思ったんだけど、
「じゃ、ジクロロエチレンの”ジ”とどう違うの」

わ、わからぬ!

勉強したまえ

兄さんも弟さんも親の子供時代からは想像もできないくらいまじめに宿題や課題にとりくむ人々である。それだけに、今以上に勉強しなさいとは言いにくいので、二人して室内野球に興じていてもいまひとつたしなめにくいのであった。
現地校が冬休みに入ったので理科と社会の過去問をやらせてみた。得点率半分。現段階の状況がいいのかわるいのか、もっと勉強させて詰め込んだら点数がよくなるのか悪くなるのか、とんとわからない。

わからないのでお勉強サイトに逃避。
高校受験研究会
勉強法の項には「休日は朝から晩まで勉強しましょう」と書いてある。指導する側にすればそれが本音だろう。勉強は質も大事だが量も大事なのだ、演習時間の確保は最重要事項だ、しかし理想が現実化するのはむずかしい。

古文がどうしても苦手だというのでZ会の国語の参考書(ゼットスタディサポート)古文の項を一緒に読む。
例題を見てぶっとんだ。大鏡からの引用で、東宮妃が浮気してできちゃって実家に帰ってきたところに兄さんの藤原道長さんが事実関係を確かめに来た、ですと?うわあ。
国語の参考書までは中学生は読まないと踏んで好き勝手やってんのか。
敬語の細かい説明にもびっくりした。実は私が古文の中で帝とそのお身内に使われるという「最高敬語」の存在を知ったのは学業を全て終えたのち「桃尻語訳枕草子」の詳細な解説を読んでからである。高校の古文の授業というのは対訳なしには手も足も出ないシロモノで、品詞分解と活用と古語の把握にあけくれた。教科書を作る人たちも学生をあわれに思っていたのか、人間関係の複雑な宮廷内の色恋沙汰に関わるエピソードはあまり採用していなかったように思う。
兄さんは「給へるに」を「たもえるに」と読む。候ふと給ふを取り違えることはなくなったが、音便がわかってない。枕詞は「まくらし」、掛詞は「かけし」である。勘弁プリーズ。数学理科はいくらでも頭に入るらしく、現地校の英文理科もすこすこ覚えていくっていうのに…

補習校の国語は古文が相当手薄だ。日本の中学に帰らない子、高校受験をしない子が多いときっちりした古文の学習は嫌がられるし、第一日本語が苦手な子には古文の学習よりまず現代語というところだろう。
古文のついでに武士の一夫一婦制がゆきわたる以前の乱れ放題のモラル下にある平安の恋愛世界までコミで兄さんに教えなきゃいかんのか。笑うっきゃないですね。

おもちをつきました

もちつき器が(笑

それなりに寒く油断すると風邪をひいたりもするのでおもちの季節かなあと思ったのであります。
が、今回機械の上限の10合にチャレンジしてみたが大〜変でした。
もちというのは熱いうちに打て!なのですが、米の量が増えると機械が一生懸命こねてもこねても終わらない。説明書にはぬらしたしゃもじで返しをやって機械を助けてやってくれと書いてある。そうしてもち米をしゃもじでかきわけると、確かに米粒の層の下には煮えたぎるマグマにも似たもちの層が見えているのであります。
で、結論、きょうのおもちは粒の残ったおもちでした。しかも打ち水の打ちすぎでやわらかい。
それでもお雑煮を作ると皆喜んで食べたのでありました。小豆も煮ました大受けでした。
10合の米は家のざるでも受けきれないし、7合を上限にしよう…

さてもちつきに先立って、夫が早朝ゴルフに出かけました。
囲碁将棋チャンネルも見たいのでビデオに撮って後で見れば良いと考えたまではよかったが、彼は予約録画のやり方を知らない。
そこで手動で録画したのちメッセージを残して家族に後を託したのでありますが
ビデロ消して!
ビデロって何よビデロって!
大人から先に日本語があやしくなってどうしろっていうんでしょう。

きょうは午後から次男の面倒を見て私に休暇をくれたので文句はいわないが、晒す。


大貧民大会

雨が窓ガラスを叩く音が響く夜(軒とか庇のほとんどない箱のような家なので、少し激しく雨が降るとまるで霰が降っているかのような音がするのだ)、大貧民大会を実施した。

うちでは時々トランプや人生ゲームのような電力を使わない遊びをする。雷を警戒してパソコンを消していたせいもあるが、一方エコで低炭素で最先端だと言い張ることもできよう。
囲碁でもいいがこれは一度に2人しかできないという欠点がある(ペア碁という手もあるがなぜか誰も言い出さない)。

ご存知の通りこのゲームはひと勝負ごとに順位が入れ替わるので、大富豪席や大貧民席などを設定して序列どおりに並びなおすのだが、3巡ほどしたら、起点と右回り左回りを調整すれば車座に座っていた最初の位置を誰も変わっていなかったことに気がついた。なんせ4人だ。
「じゃあ、次の勝負で座る場所を変えなきゃいけなくなったら終わりにしよう」
私は低炭素な趣味では昼寝が一番好きなのである。早く終わりにしたかった。

結局8回くらいやった。こんなこともある。

理不尽だー

珍しく地元ニュースが知りたくてテレビで放送済みのニュースをインターネットのFlashビデオで見た。
(本放送は朝6時。その後12時までニュースはない。ふざけるなって言いたい)
ものごっつ恰幅のいい女性が登場。現役の閣僚である。
経歴を調べると元厚生大臣。
あんなにメタボな体なのに。

当地永住権を取得するには健康診査にパスしなければならない。
肥満の人は病気リスクが高いとして長期滞在を拒否される。
英国から移住しようとしたオーバーウエイトのカップルが、努力の結果減量に成功しただんなさんだけ移住を許可されやせられなかった奥さんは置いてきぼりになった、というニュースを見たことがあるが、その奥さん、確かにすごーーーーーーーーーくたっぷりしていた。
かくいう私も渡航前の健康診断で腹回りを測られた。

そのぐらい体重管理に厳しいのに、現役の閣僚があーんなデ●でいいのか!と湧き上がる義憤。

でもビザ更新の前にダイエットしなきゃな、念のため。どんな因縁つけられるかわからんもん。

交通相

子供にぐちる日々

ソファで半分寝ながらテレビ見てたら夫が消しにきたので「見てるんだからつけてよ!」といばり散らす。そしたら何故かチャンネルボタンにさわったので画面が真っ青になってしまった。住宅密集地にあるうちのテレビは「空」とかいうデジタル放送のだけ生きてて地上波のアンテナ線はつないでないので、テレビ本体のチャンネルは100個くらいあるのに使ってるのは一個きり。あとは「空」のリモコンでいろんな番組を見る(ってほとんどN○Kしか見てないが)
さらにいばって「あーもー!直してよ!」と命じたまではよかったが、なぜか今度は音量ボタンをさわる夫。一連の作業はリモコンではなくテレビ本体で行っているが、どうしてもチャンネルボタンのありかがわからないらしい。「何やってるの!それボリューム!」ととがめたら
「わからん!もういい!」
と言い捨てて退場してしまった。後には青い画面と私だけが残されたのだった。

翌日夫はワードにエクセルで作った図表をエクセルのまま貼り付ける方法を会社のPCを保守点検してくれる業者さんに聞いたら「それはとても複雑あるね無理あるね」と言われた話をされた。日本のヘッドオフィスに提出する文書の書式が指定されてるのに上手く作れないお悩みを持っているのだ。
「そんなん調べたらいいじゃん」とググってそれらしきページをがーーーーとプリントアウトする。
「どうして(業者さんは)オレに教えてくれなかったんだろう」
「旦那様のような何もかもわからない人に説明する方法がわからないんだと思うよ」
夫はPC検索ということをしない。だから聞かれたことは調べてあげなければならない。コドモだってグーグル使って自分でそれなりになんとかするのに!!

…てなことを送り迎えの車中で子供にしているので教育上よくないと思う。
でも父ちゃんは時事問題に強いので次男の宿題でときどきその能力を発揮する。いみじくも次男は言った。
OH, USEFULL!

…焔の大佐ですか。

ポルトベーロの魔女

小説を読み耽って何も手につかないのも困りものだが、読む本がないのも退屈である
…というようなことをブツクサ言っていたら兄さんが
「英語の本でも読めば」
と素敵なアドバイスをして下さった。
というわけで半年ほど放置していたパウロ・コエーリョの「ポルトベーロの魔女」(英語版)をちょっとだけ読んだ。
まじでどこまで読んだか忘れているが、この物語は主人公アテナをいろんな人が語ることによって人物像を描いていくという構成なので、はっきりした筋がなく、割とどこから読んでもいいのである。
で、適当に「このへんか?」と思って開いたところがベドウィンのナビル・アライヒの章であった。
砂漠で観光客の相手をする傍らカリグラフィをなさっているお方で、アテナの謎めいた言動につりこまれて”お習字”の精神的意義を語ってくださる。「とめはねっ!」はどうしても技術論に終始しがちだが、河合克敏のことだからいつか精神論が出てくるんじゃないかと期待している。んーでもラブコメだからなぁあれわ。
本書は邦訳も出ている。これまで英語版からの重訳だったが、今回はポルトガル語から直接翻訳したみたい。重訳より細かいニュアンスが出るのかなあ。

実は今頭の中をファントム無頼がぐるぐるしている。
ブツが手元にないので一生懸命脳内単行本をめくっている。かなり不完全。
どうやらテレビのニュースがしきりに「栗原」「栗原」と連呼しているせいらしい。
なつかしいなあカンクリ。
兄さんは突然動画サイトでワンピースを見始めた。今360話ほどUPされてるそうだが全部見る気だろうか、受験生が。あわわわわ。

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